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あっちのブログ

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怒る人は未熟、私はよく怒る、つまり…。 〜幸せになる勇気 第2部の感想・まとめ〜

アドラー心理学 まとめ 書評

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前回の続きです。

岸見先生著のアドラー心理学本「幸せになる勇気」のまとめというか感想というか戯言です。

今回は、第2部についてまとめたふりをします。というか咀嚼中。安いホルモンを口に詰めすぎてガムみたいになってクチャクチャし続けアゴがだるくなってきてもまだ飲み込めない、そんな感じ。

第2部 なぜ「賞罰」を否定するのか?

第2部の目次

  • 教室は民主主義国家である
  • 叱てはいけない、ほめてもいけない
  • 問題行動の「目的」はどこにあるか
  • わたしを憎んでくれ! 見捨ててくれ!
  • 「罰」があれば、「罪」はなくなるか
  • 暴力という名のコミュニケーション
  • 怒ることと叱ることは、同義である
  • 自分の人生は、自分で選ぶことができる

第2部でのトピックは、教育の場において、なぜ叱ってはいけないか?、叱るとどうなるか?、じゃあどうすればいいか? が書かれています。

問題行動の5段階

アドラー曰く「ほめちゃだめ、しかってもだめ」。
つまりは賞罰はダメ、問題行動を引き起こすから。という話からスタートします。

舞台は主に家庭と教室の教育の場。ちなみに私も子供がいるので、親という教育者の立場です。

問題行動は以下の5つのステップに分けられるとあります。

  • 第1段階「賞賛の要求」
    • ほめてもらうことを目的として行動を起こす状態
    • ほめてくれる人がいなければ適切な行動をとり、罰する人がいなければ不適切な行動もとる
  • 第2段階「注目喚起」
    • ほめられなくてもいいからとにかく目立ってやろうという状態
    • 特別な地位を得る、ということが目的
    • 積極的な人は「わるいこと」、消極的な人は「できない人」と振る舞う
  • 第3段階「権力争い」
    • 指示に従わず、挑発を繰り返し、戦いを挑む状態
    • 目的は、反抗して特権的な地位を得ること
    • 積極的な人は「法を超えるレベルの反抗」、消極的な人は「指示など無視を決め込み不従順を貫く」
  • 第4段階「復讐」
    • 相手の嫌がることを繰り返す状態
    • 目的は、相手の憎しみ求める。憎悪で注目を促す。
    • ストーカー行為、自傷行為、引きこもりなど
  • 第5段階「無能の証明」
    • 自分のことを心底嫌いになり、人生に絶望した状態
    • 目的は、これ以上傷つかないこと。そのために期待されることを一切拒む。
    • 愚者を演じる、無気力、何にも取り組まない、などあらゆる手で無能を証明する

3段階目以降は専門家に依頼するしかない状態です。
そのため1・2段階のうちに賞罰をやめる必要がある、とあります。

ほめる「」は1段階目に入ることにつながる褒めることをすべきでない、と。

」は問題行動につながるとして、なんで「」をやめるべき?法律だって罰があるじゃないの。

賞罰じゃないなら、どうしたらいいの?

の答えはそれ以降で書いてます。

怒ってるんじゃない、叱っているんだ

罰はなぜダメなのか。

まず暴力の定義。

暴力とは、コストの低い安直で未熟なコミュニケーション手段。

声を荒げたり、机を叩いたり、また涙を流すなどで相手を威圧し自分の主張を押し通そうとすることも「暴力的」行為。

怒ることも叱ることも、同様に未熟な行為。

つまり、

殴る>怒る>叱る = 暴力的行為

だと。
あー、子供とかに暴力的な行為をしてしまってるなーとつくづく反省。家庭内民事介入暴力、私は我が家の組長です。

そして、本ではこう続いてます。

叱責を含む暴力は、人間としての未熟さを露呈するコミュニケーションである。 ことのことは、子供達も十分に理解しています。

叱責を受けた時、暴力的行為への恐怖とは別に、この人は「未熟な人間なのだ」という洞察が、無意識のうちに働きます。

怒りとは人と人を引き離す感情である

「えーマジ怒ってるの?」
「怒るとか未熟なコミュニケーションが許されるのは小学生までだよねー」
「「キャハハハハ」」

と女子たちに嘲笑された気分に。

怒っている人を見ると、無意識に未熟と判断、軽蔑した状態になり、なおさら主張は聞き入れられない、と。

だから私は子供になめられまくっているのか。あーーー。

いやいや、これも第一部に登場する「悪いあの人」「かわいそうな私」状態。

大事なのは「これからどうするか」?

いいんだよ!グリーンだよ!が刺さる

ほめる → 賞賛の欲求 → 問題行動
怒る・叱る → 軽蔑 → コミュニケーション破綻

となると。褒めるに関しては第3部で詳細が出てきますが今はこれで。
じゃあどうすればいいのか?

第一部にあるとおり「教育は自立の支援」。

われわれは「他者の指示」を仰いで生きていた方が、楽なのです。

自分で選択する勇気をとらず、他者の人生を生きてしまう。 だから、人に依存してしまうと。 だからこそ

「自立」という目標を掲げておかねばならない

となると。

つまりは、自分の人生の全責任を引き受ける勇気を持てるようにする、それが教育だと。

具体例がわかりやすかったです。

  • 問題
    • 子供から「友達のところに遊びに行ってもいい?」と言われたらどう答えたらよいか?
  • 不正解
    • 「もちろんいいよ」→ 親が許可している、子供に依存と無責任を生む
    • 「宿題やってからね」 → 親が条件をつける、同上
  • 正解
    • 自分で決めてもいいんだよ」→ 「自分の人生は、自分で選ぶことができる」と教えている

「自分で決めていいんだよ」。自立を手伝うよう、勇気を育てるよう、これを責任を持って言いましょう。

第2部まとめ

というわけで、第2部は教育の話でした。

教室と家庭の話が多かったですが、会社などの組織でも同様なことが言えそうです。

  • 教育では褒める、叱るは問題行動を発展させたり、コミュニケーションを阻害するのででしない
  • 教育では「自分の人生は、自分で選ぶことができる」ことを教える、すなわち自立の支援をする

まとめるとこんな感じですかね。

私も自分の保身のために、相手の自立を奪う言動は慎んでいきたいと思います。

じゃあ、なぜ褒めてはいけないのか?
問題行動を引き起こす根本の原因があります。

この答えは、第3部まとめにつづきます。

幸せになる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教えII

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