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あっちのブログ

普通じゃないを普通に、あっちをこっちに

アスペルガーの生存戦略〜その2 行動編〜

アスペルガー まとめ

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前回で発達障害者、主にアスペルガーへ向けた生存戦略において、生きづらさのポイントである対人関係についてまとめました。

今回は、生きづらさのうちの「すぐ行動ができない」「失敗が多い」「長続きしない」「先延ばしにする」などの地獄から抜け出せない 行動における戦略をまとめていきます。

発達障害者は何も意識せず行動しては悲惨な結果になります。それにより対人関係も悪化しさらに生きづらくなるでしょう。

ですから、「どうやって目標を立てて、どうやって実行していくか?」の答えを持っておきましょう。それが戦略です。

少しでも行動についての生きづらさをなくすことにお役に立てれば幸いです。

行動の戦略リスト

目標を限界まで下げる

(自分のコントロールする際の目標を立てる際には)
どれだけ目標を下げるかにあると言っても良いと考えます。

アスペルガーの人はなぜ生きづらいのか?からの引用です。どれだけ目標を下げるかなのです!

メイプル超合金のカズレーザーの名言として、

モットーは日々現状維持

があります。 これはハードルをクリアできないと不満・自己卑下から不幸につながるという解釈もできます。
何も変わらないのでもいいんです。ハードルで自分をいじめないでください。

目標のハードルをさげましょう。つまりハードルをなくすのです。

そのためには今現在の現状を徹底的に受け入れることが大事です。

能力・年収など「自分はそういうものだ」と理解しているものが少しずつストレッチして広がればいいし、広がらないくてそのままでもいいのです。

他人を意識した理想を捨てることが生きづらい人の大事な要素になります。

タスクをすぐできるTodoに落とし込む

引用元の記事で、発達障害者が健常者よりも効率的にタスクをこなす方法が書かれています。
この記事はもう発達障害者なら必読です。発達障害者のノウハウ本より役立ちます。

「タスク」とは何か? 「Todo」とは何か?
わかってると思い込みがちなその辺りの根本から始まり、具体的な事例を踏まえた例まで、仕事術が発達障害者向けにチューンナップしています。

俺たちが物事を先延ばしにする原因はなにか。
いろいろあるだろうが、俺の場合は未来に対する漠然とした
「不安感」というのが大きいように思っている。

など、の生きづらい人目線の言葉が盛りだくさんです。

特に、この不安感への徹底した対策は必読です。
この漠然とした不安や恐怖を、はっきりとさせ切り刻んでいきます。

ぜひ記事を読んで欲しいのですが、まとめだけ抜粋すると以下です。

  • タスクは細かく分けることによって最終的にTODOにできる。
  • TODOにできれば実行できる。これが重要。 *「不明点の確認」というサブタスクは大事。積極的に作る。

つまりは、「頭の中を可視化する」を意識します。

特に重要なのは最後ですね。「わからない」という名前のお化けを怖がるのではなく、「不明点の確認」でお化けに光を当ててTodoに斬り刻むのです。

環境でカバーする

あなたが悪いのではない、環境のデザインが悪いのだ。

誰のためのデザイン?でこのようなことが記述されてました。

我々がミスするのは、我々のせいではありません。何一つ。

変えるべきは環境です。あなたが何か失敗したり生きづらいのは環境のせいなのです。それは学校の教室だったり会社の体制だったり家庭内だったりです。あなたは何も悪くはないのです。

環境を変えることによって自分を変えられるのです。

具体的には、やることを紙に書いて貼る、ものを無くしやすいなら置き場所を決めておく、注意を阻害するものは隠す、少し暗くする、耳栓をする、休憩のアラームをならす、などなどいくらでもあります。

もちろん、周りの人へ理解してもらうことも必要でしょう。
特に、指示を受ける人に対しては必須です。できるだけシンプルに説明する、する意味まで説明する、書いてもらう、などをお願いしましょう。

周りへ理解してもらう際には、アスペルガー、ADHD、発達障害などの病名という弱みのナイフをチラつかせてコントロールしないようにしましょう。あくまで、「短期の記憶が苦手なんです」などの見える特徴で説明が求められます。

こうやって物理的・対人的な環境を整えること、デザインすることによって、自分で自分で制御できるんだなんていう妄想を捨て、あたかも自動的にできているようにするのです。

記憶を信じない

アスペルガーの人の特性として、記憶が苦手な記憶と学習に関する特性というものがあります。

手順を記憶できない、人の話を理解できてない、過去のエピソードをうまく持ってこれない、などの問題があり、その副作用としてあらゆる行動に支障がでます。これは本当に生きづらいです。

人は馬より早く走れないから車を作りました。
人は鳥のように飛べないから飛行機を作りました。

このように、人間は劣等性をバネに様々な技術を生み出し利用してきました。

記憶に劣等性がある、ならば技術でカバーしましょう。
徹底的にメモるという技術で。

何かする前に手順をメモる、人の話を聞いている途中でメモる、過去のメモを利用する、などなど。

恥ずかしがっている場合ではありません、メモを当たり前にするんです。メモキャラになりましょう。
目が悪い人がメガネを使うように、記憶が悪い人がメモを使いましょう。

「記憶ができない=頭が悪い」という不合理なレッテルを勝手に作り自己卑下して生きづらくするのはやめましょう。

メモるメモるメモる。とにかくメモる。

紙がいやだったらスマホでもなんでもいい。
とにかく自分の記憶を信じないで、外に残しましょう。

WEBページを見るときなんか、全てに目を通しわかった気になりがちです。 これを読んでるあなた、2つ前の戦略すらおぼろげじゃないですか?
WEBページを見ながらもメモる。わかったふりしない。そんな感じで、どんなことでもメモりましょう。

時間を把握する仕組みを作る

アスペルガーの人は、自己モニター機能が壊れています。何かしてたら自分の状態なんか、もーわかりません。おいおいガソリンが残り目盛りが1で点滅してるじゃんか、みたいな感じで動けなくなるまでわからない、ということです。

自分のモニターが壊れているので、どんくらい時間経ったかわかりません。
単純作業だとしてもどのくらい時間がかかるか当てずっぽうだったりします。

つまり、自己モニターも壊れてれば、時間感覚も壊れているのです。

プライドが高いと変に時間少なく見積もって、後でワタワタしがちです。
自分が手順の組み立てが苦手、短期記憶が苦手など忘れちゃうんです。

タイマー、アラーム、そういった技術を使いましょう。
とにかく外部に頼るのです。

かくゆう私も時間感覚は、自分の想像以上い狂っていました。

ですので、振動するカウントダウンを二つ持って対応しています。

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一つは作業用の25分でセット、もう一つは休憩用の5分でセット。

作業中は集中する時間、休憩中は集中しない散漫な時間です。

休憩を定期的強制的にとることによって、アスペルガーは疲れやすいという特性を回避でき両得でオススメです。

マルチタスクをしない

アスペルガーの人の特性として、注意が一つにしかにいかない「シングルフォーカス特性」というものがあります。

つまり、アスペルガーの人はマルチタスクは不可能なのです。
できたとしても、だいたいは効率が悪く、一つずつした方が結果として良いでしょう。

確かに、何かしながら何かをするというのは魅力的でしょう。理想のできる人はマルチタスクをこなしているように見えるでしょう。シングルフォーカス特性がある我々にとっては特に。

できないことをしようとして、疲れやすい特性があるのにさらに疲れやすくしてしまい、ますます生きづらくなるでしょう。

マルチタスクの幻想を捨てるのです。

歯を磨いているときは、テレビや本を見ない。
歩いているときは、考えない。

そういった自動的にできると勘違いしている日常の行動レベルから見直しましょう。
もしマルチタスクをしているなら、その行動が何の成長もないことがわかるでしょう。

手段を目的にする

地道にやるといえば聞こえはいいが、俺たちにとってはそんな道を選択すること自体が実は一か八かの大ギャンブルだ。

それよりも、邪道であろうが楽しい方法を選択した方が俺たち(発達障害者)にとっては堅実だ。

見事生き抜いているどころか健常な人よりも仕事のできる発達障害者の言葉です。

我々発達障害者は、退屈な行動をコツコツ続けていくことは非常に困難です。
徹底的な点数化やご褒美など楽しくやる方法を見つけることが重要となります。

例えば、引用元の英語学習の例だったら、英語を話せるようになるという目的であるところ、
手段であるTOEICの点数を上げることを目的とする、ということです。 TOEICの攻略法を次々に取り入れ点数を上げることを目的として楽しみます。

そうやって手段を目的にして楽しむ。

我々は多層的に深く考えられないのです。楽しんでいたらいつの間にか到達していた、というライフスタイルを設計しましょう。

これは我々がことを成すために重要な戦略となります。

まとめ

生きづらい人の行動における生存戦略でした。 あえてすべてをまとめて言うならば、

理想を捨て、直近の課題にまで落とし込み、それをこなすことを楽しむ。
さすれば、いつのまにか目標に到達する。

ということでしょう。

「目標を目指す」なんて「ふつうの人」のすることは我々には幻想です。

今のしていることだけ楽しめれば、それでいいのです。

さて、次回は最後の生存政略、自己との付き合い方編です。
自分の思考とどう付き合うか、ADHD特性があると頭の中がうるさく特に重要な戦略になります。

つづく