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問題を右脳で解く「内なる創造性を引き出せ」 〜まとめ後編〜

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前回、問題を解決するための創造性を高める本「内なる創造性を引き出せにおいて、創造の5つのプロセスと解決すべき問題の「形」について、までまとめました。 つまりは、創造のプロセスの1つ目「最初の直感(問題発見)」までのまとめです。

今回は残りのプロセス「浸透(調査)」「孵卵(調査内容について思考)」「啓示(着想)」「検証(有効性の確認)」について説明します。

問題解決が目的にも関わらず、完全にデッサンの技法についての説明になります。

言語的な左脳ではなく、視覚的な右脳を利用するためには、当然言葉で考えるのではなく、イメージで考えるためです。
イメージを知覚して捉えるには、デッサンの方法が有用ってなロジックです。

おっと、このロジックに関して言語的に否定してはなりませんよ。
これから説明する技法は、言語的な思考を黙らせる技巧でもあります。
この社会はどうしても思考至上主義になりがちです、だからどうしても黙らせると抵抗してきます。

考えるな、感じろ

なんて言った香港人がいましたが、これは武術の極意でもあると同時に、問題解決の極意でもあるのです。

以下の技法について読んだ時、思考に批判的な言葉が出てきたら「おっと」と思いなおし判断を保留してください。
左脳は否定してしまったことを否定してきます。自虐的で、もはやコメディなんですが、うつ病などにつながる理屈でもあるんでバカにできません。

否定な言葉が頭の中で出てきもも、判定せずに「おっと」と良し悪しなしで受け流すのです。

浸透

創造のプロセス1つめ「浸透」は5つの技法に分けられます。

  1. 問題の「エッジ」を知覚する
  2. 問題の「ネガ・スペース」を知覚する
  3. 問題の「相互関係とプロポーション」を知覚する
  4. 問題の「光と影」を知覚する
  5. 問題の「ゲシュタルト(全体性)」を知覚する

これらの技術をそれぞれ「デッサンとして」と「問題解決として」の二面から見てみます。

エッジ

デッサンとして

輪郭を捉える、ということです。
エッジのエクセサイズでは「15枚の紙を用意し1枚1分で書く」ということをします。

以下、拙者の絵です。

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元の絵。画像がランダムに表示されるサイトより。

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ご覧のように私の絵は下手なのですが、やってる途中、

「おいおい、こんな早く書いてどうするんだ、もっと意味あるもの書かくべきだ、意味ないことをしても時間がもったいな、やめろやめろ、1分で一枚なんて無理だ。あーやめろ、やめ…、…、」

といった感じで、あまりにイメージが早すぎるので言語の脳が黙る感覚がよくわかってものすごい楽しかったです。

問題解決として

前回書いた、私の抱える問題の絵です。

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これのエッジを見てみます。エッジから、素早い、跳ねている、など色々なことがわかると思います。
そのエッジが問題の何を表しているのか? を見ます。 私の問題の絵の場合は、「もじゃもじゃ」「パパパパパーン」ですかね。

以下の技法もこうやって問題は何なのか?をデッサンの手法を用いて知覚していきます。

ネガスペース

デッサンとして

ネガスペースは、何もない空間の輪郭を描く、というものです。「空(くう)」を書くってのが禅っぽくて好きです。 エクセサイズでは、手の変なポーズのネガスペースを書くということをします。

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問題解決として

問題の絵のネガスペースを見ます。 ただ、私の絵の場合ほとんどエッジなので問題をうまく捉えられてない気もします…。 ネガスペーズの技術を上げてからもう一度問題の絵を描くのが良さそうです。

光と影

デッサンとして

光と影を捉えます。エッジのような線はなくグラデーションになります。 エクセサイズでは、まず紙を鉛筆の粉をティッシュで灰色一色にして、消しゴムと粉ティッシュで明暗をつける、ということをします。

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問題解決として

問題の絵の光と影を捉えます。 私は絵の技術が乏しいので、光と影がまったくありませんね…。近いのは線密度の陰影でしょうか。

プロポーション

デッサンとして

プロポーションは、対象の比率や位置関係についてです。 エクセサイズでは、格子状の窓を使って比率を見えやすくし静物を書く、ということをします。

格子を使った眺めはこちら。

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問題解決として

問題の絵のプロポーションを確認します。 私の絵だと、一番スペースを占めてるのは中央の破裂的な何かでしょうか。このことが何を意味しているのか考えます。
おそらく「一番大事にしたい」を意味していると思います。

ゲシュタルト

デッサンとして

ゲシュタルト、全体性を捉えます。全体をひとまとまりとしてみる、ということです。 本では、エクセサイズは特にないようでしたが、デッサンとしては局所的な緻密さもさることながら全体の意味をとらえることも大事のようです。

問題解決として

問題の絵の、全体としての意味づけを見ます。 私の絵の場合、紙全体を空間全体として見ると周りに余白がありいくつものグチャグチャある、つまり「複数の爆発が集まっている」でしょうか。

孵卵・啓示・検証

孵卵

問題を浸透の技術で知覚できたら、これを言語的な思考を使って観察します。
これが「孵卵」、つまり浸透させた内容について解決に向けた思考です。

もし自分が殺されそうになって、助かる方法を考えるのに1時間だけ与えられたとしたら、
最初の55分間は適切な問いを探すのに費やすだろう!

問題を深堀りするのに、このアインシュタインの言葉が役立つでしょう。
答えを探すには、このように問題を探ることが有効なのです。

前述の「問題解決として」を様々な問題絵で行い、それぞれを組み合わせることで答えに近づける問いを組み立てます。

次の啓示は、解決策の着想なのですが、能動的にすることは、何もありません。 しいてやれることは、問題から一旦離れることだけです。

中国の格言に「三上」があります。馬上(馬の上、現代なら運転中?)、枕上(ベッドの上)、厠上(トイレの中)の3箇所でアイデアが降ってきやすい、という内容です。
一旦問題から完全に離脱できる環境に身を置くと啓示を受けやすい、ということを言っています。
当然、深い孵卵をしていれば卵が孵りやすいのと同様、降りてきやすいでしょう。
ここでも、イメージを知覚的に捉えるデッサンの技法は有用となります。

検証は、啓示さえくればそれが問題の解決策なのかを言語的な脳で確認します。
左脳の得意分野です。論理的な手法は、ちまたにあまたの数の本があふれているのでここでは割愛します。

とまぁこのように、5つの創造のプロセスで、右脳と左脳を行ったり来たりする感じですね。

まとめ

以上です。 問題解決の三大奇書の一つ「内なる創造性を引き出せ」のまとめでした。

実際エクセサイズを一つでもやると、終了後にあらゆるものの見方が変わります。 明晰になるクールさというより、温かくモンヤリしたもので包み込む感じにです。

技術なのです。すぐに問題解決力が上がることはありません。徐々に身につけるのです。 しかし、左脳的に言葉だけでの問題解決は薄っぺらい、ということはすぐにわかるようになります。

技術を身につけなくとも、そういったことを得られるということだけでも、この本はお薦めです。 ぜひ皆さんも、問題解決を右脳でも解く言葉にならない世界に踏み入れてください!

ちなみに、問題解決の三大奇書は以下です。(当社調べ)

いつか他の問題解決奇書も紹介します。

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